イケメン部 〜第2巻〜
「もぉ!御影先輩!」



言いながら振り返るとーーー



「…!!」


「久しぶり、澪和ちゃん♪」



佐々木の姿が目に映った。

あまりにも突然の遭遇に澪和は動揺した。

佐々木はいつも通りのヘラヘラとした笑顔を澪和に見せ、



「誠くんと付き合ったんだって?」


「…っ!」



耳元で囁いた。



「な、なんでそれを…」


「永利くんがLINEしてきてさぁ〜、御影にとられました、って。すっごーく落ち込んでた」



佐々木は西条の味方なのだろうか、それともーーー


< 11 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop