イケメン部 〜第2巻〜
「……渡せません」
そう言う御影の瞳にはどこか光が差して見えた。
佐々木は、ふぅ、とため息をつくと、
「分かった分かった…。僕はどうしても負けを認めたくないんだ、長年の付き合いだし、分かってるでしょ?誠くん」
「はい」
「あの時、澪和ちゃんを手放さなければ良かったのかなぁ〜」
後ろで腕を組み、少し伸びをしながら佐々木は呟く。
「…まぁ、大学生になって、もっと大人になったら迎えに行くね♪」
佐々木は澪和の方へ近寄る。
御影は佐々木から目を離そうとはしない。
「ちょっとくらい近寄らせてくれてもいいのに〜」
そう言う御影の瞳にはどこか光が差して見えた。
佐々木は、ふぅ、とため息をつくと、
「分かった分かった…。僕はどうしても負けを認めたくないんだ、長年の付き合いだし、分かってるでしょ?誠くん」
「はい」
「あの時、澪和ちゃんを手放さなければ良かったのかなぁ〜」
後ろで腕を組み、少し伸びをしながら佐々木は呟く。
「…まぁ、大学生になって、もっと大人になったら迎えに行くね♪」
佐々木は澪和の方へ近寄る。
御影は佐々木から目を離そうとはしない。
「ちょっとくらい近寄らせてくれてもいいのに〜」