イケメン部 〜第2巻〜
「まあ僕が言ったことを誠くんはちゃんと理解出来たみたいだね」



ぼそっと呟き、



「澪和ちゃん、今ひとりなの?お家まで送るよ♪」



澪和の方へ、手を差し伸べた。

澪和は佐々木の手には触れず、



「ひ、一人で帰れます」



歩き始めた。



「ふ〜ん、誠くん一筋って訳か…」



ボソリと呟くと、



「お〜くるっ」



佐々木は澪和の後ろから付いてきた。





佐々木の家は確か澪和の家から遠いはずだ。

なのにーーー

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