イケメン部 〜第2巻〜
弍の章
其ノ壱
別荘と呼ばれた建物の中は広かった。
部屋の作りもまるで、南国リゾートの高級ホテルのようで…
「では私はこれで…。明日、お迎えにあがります」
「ああ、すまない」
玄関先で運転手と御影が会話しているのが聞こえる。
運転手が帰り、二人っきりになってしまった。
澪和はどうすればいいか分からず、海が一望出来るガラス張りの大広間のソファに腰をかけ、姿勢正しく御影を待っていた。
「海空…」
「はっ、はい!」
緊張で声が震える。
部屋の作りもまるで、南国リゾートの高級ホテルのようで…
「では私はこれで…。明日、お迎えにあがります」
「ああ、すまない」
玄関先で運転手と御影が会話しているのが聞こえる。
運転手が帰り、二人っきりになってしまった。
澪和はどうすればいいか分からず、海が一望出来るガラス張りの大広間のソファに腰をかけ、姿勢正しく御影を待っていた。
「海空…」
「はっ、はい!」
緊張で声が震える。