イケメン部 〜第2巻〜
御影についてもっも知りたいーーー

この感情はやはり、恋なのだろうか?

それとも一人の心許せる『憧れの先輩』だからーーー?




御影はぷいっと顔を背けてしまった。



「…すっ、すみませんっ」



慌てて澪和が謝る。



「……………馬鹿、好きだ」



ボソリと御影が呟いた。


部屋を何とも言えない空気が漂う。




ーーーと、その時




ピーンポーン…



「…?」



御影は勢いよく立ち上がり、ドアの方へ歩いて行った。


ソファに残された澪和はまだ高鳴っている胸に手を当て、必死に落ち着かせる。

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