イケメン部 〜第2巻〜
御影がドアを開けるとそこにはーーー



「すまないね、押しかけてしまったよ」


「…っ!!」



紫色の髪をサラサラと海風に靡かせながら、城津が立っていた。



「…お前、どうしてここが…」


「まぁ、、、彼が教えてくれたから、かな?」



動揺する御影に対し、城津はふっと微笑み、後ろを見遣る。

城津の後ろにはーーー



「すみません、城津くんがどうしても知りたいって言ってたので、タクシーでこっそり後を…」



桜色の髪の毛ーーー

桐神が申し訳ない、と言ったように両手を合わせ、御影と向かい合った。

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