イケメン部 〜第2巻〜
西条はその言葉に黙りこむ。
そして、ゆっくり口を開いた。
「……ってんだよ」
「あ?」
「……んなこと最初から分かってんだよ!」
西条の叫び声が強風と共に澪和の胸に届く。
楠見は、はっと嘲笑し、
「いい加減諦めろ」
そう言うと澪和の方へと近付いてくる。
「来んな!」
すかさず西条が止めに入る。
楠見は足を止めない。
澪和の腕に手をかけようとしたその時ーーー
バキッ
酷い音がした。
澪和は即座に状況を判断する事が出来なかった。
そして、ゆっくり口を開いた。
「……ってんだよ」
「あ?」
「……んなこと最初から分かってんだよ!」
西条の叫び声が強風と共に澪和の胸に届く。
楠見は、はっと嘲笑し、
「いい加減諦めろ」
そう言うと澪和の方へと近付いてくる。
「来んな!」
すかさず西条が止めに入る。
楠見は足を止めない。
澪和の腕に手をかけようとしたその時ーーー
バキッ
酷い音がした。
澪和は即座に状況を判断する事が出来なかった。