イケメン部 〜第2巻〜
今まで聞いたことのない、凛としてまっすぐな声ーーー


西条は少し笑うと、



「あーそう、まぁ、俺もどんな手を使ってでも海空を奪うからな。…御影、お前だけは絶対に許さねぇ」



そう言い残し、ブツリと勢いよく電話を切った。



「ふぅ」と短くため息をつき、寝ている澪和の頭を静かに撫でた。






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