イケメン部 〜第2巻〜
「……遅いな」



澪和が中々戻って来ない事が不安に思った御影は、寝巻きの浴衣姿のまま、バスルームへ向かった。



「海空、聞こえるか?あまり長風呂は良くない」



ドアをノックするも、澪和の返答は無い。



「…寝ているのか?」



御影はため息をつき、



ガチャ



なんの躊躇もなくバスルームのドアを開けた。



「……っ!!!」



すると目の前には、うつ伏せ状態で倒れ込んでいる澪和の姿がーーー


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