イケメン部 〜第2巻〜
御影は、



「重いからいい」



澪和を制止し、キッチンに置いた。



「こんなに沢山…買ってきたんですか?」



果物を切りながら澪和が問う。

御影は軽く首を振り、



「片山だ」




……片山??




首を傾げる澪和に、



「あぁ、運転手の」



御影はボソッと言う。




…じゃあ、朝食の支度も全部、片山さんが…!?




目を丸くする澪和を見て、御影は面白かったのか、はは、と笑った。

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