イケメン部 〜第2巻〜
食器をすべて洗い終わった澪和は、張り詰めた雰囲気の二人のもとへ、静かに近寄った。



「…支度、できました」



御影は静かに目を伏せると、片山にチラッと視線を遣り、



「…帰るぞ」



少しかすれた声で呟くのだった。








結局、澪和の家へ送ってくれている間も、片山と御影、そして澪和の3人は誰も口を開こうとはしなかった。


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