イケメン部 〜第2巻〜
城津は不思議そうな顔をし、



「御影の事でなにかあるのなら、いつでも頼っておいで」


「…あ、ありがとうございます」



御影と何かあったのだと思い込んだのだろう、左目を瞑り、ウインクをして見せてきた。






しばらく時間が経ち、澪和の頼んだレモンティーが運ばれてきた。

ーーー例の店員ではなかったが


静かにレモンティーを啜っていると、城津の元へも店員が来た。



「……っ!!!」



澪和は口から勢いよくレモンティーを吹き出しそうになった。

城津の元へ来た店員が、あの城津に似た店員だったからだ。

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