イケメン部 〜第2巻〜
やはり、西条も気にしているのだ。
「いえ…!そんなに気にしないで下さい!」
澪和はできる限り西条を傷つけぬよう、細心の注意を払いながら、笑顔で対応する。
殴られたのは澪和ではなく、楠見だ。
西条はやはり、申し訳なさそうな顔をして澪和に視線を遣り、
「…暴走した。本当に悪かった」
深々と頭を下げた。
いつもの西条なら、こんな事をするだろうか?
よほど引きずっているように思われる。
突然の行為に慌てふためく澪和に対し、一向に頭を上げる様子のない西条。
「いえ…!そんなに気にしないで下さい!」
澪和はできる限り西条を傷つけぬよう、細心の注意を払いながら、笑顔で対応する。
殴られたのは澪和ではなく、楠見だ。
西条はやはり、申し訳なさそうな顔をして澪和に視線を遣り、
「…暴走した。本当に悪かった」
深々と頭を下げた。
いつもの西条なら、こんな事をするだろうか?
よほど引きずっているように思われる。
突然の行為に慌てふためく澪和に対し、一向に頭を上げる様子のない西条。