イケメン部 〜第2巻〜
伍の章
其ノ壱
「アイス食べたい人〜?」
窓から強い日差しが照りつけてくる午後。
蒸し暑い伝統部の部室の中ではアイスはとても欠かせない存在でありーーー
「よしゃ、取った!これ俺のだからな!」
「2個取りはいけないと思うけどねぇ。1個ずつ取りなさい」
「…バニラはあるか?」
桐神が持ってきたアイスの箱に向かって部員は一気に押し寄る。
「…早い者勝ち競走ですね」
部屋の真ん中で自分の好みのアイスを選んでは取り合う3人の様子を見て、澪和は後退りをする。
桐神は、やれやれと言ったように苦笑し、
「本当にまるで子供みたいですよね」
窓から強い日差しが照りつけてくる午後。
蒸し暑い伝統部の部室の中ではアイスはとても欠かせない存在でありーーー
「よしゃ、取った!これ俺のだからな!」
「2個取りはいけないと思うけどねぇ。1個ずつ取りなさい」
「…バニラはあるか?」
桐神が持ってきたアイスの箱に向かって部員は一気に押し寄る。
「…早い者勝ち競走ですね」
部屋の真ん中で自分の好みのアイスを選んでは取り合う3人の様子を見て、澪和は後退りをする。
桐神は、やれやれと言ったように苦笑し、
「本当にまるで子供みたいですよね」