イケメン部 〜第2巻〜
別に落ち込んでいる雰囲気も無かった御影だが、急にどうしたのだろうか、という思いが澪和の心を焦らす。
「ちょっと私、部長の様子、見てきます!」
「え、行くのかい!?」
「海空さんっ!?」
「……」
部室内には残された部員の声だけが蝉の声と共に響いた。
「ちょっと私、部長の様子、見てきます!」
「え、行くのかい!?」
「海空さんっ!?」
「……」
部室内には残された部員の声だけが蝉の声と共に響いた。