イケメン部 〜第2巻〜
「さすがにこんだけも食べれないだろ」



面白そうに笑う御影。

笑顔がとても、とても綺麗だった。




…うわぁ




澪和は心做しか胸が高鳴るのが分かった。


御影は後ろポケットから長財布を取り出すと、



「俺と桐神とお前の分だ。…好みの味が分からないから、一応無難なバニラに揃えておいた」



恥ずかしそうに、モゴモゴと喋った。



「…優しいんですね」


「……っ」



澪和は微笑みながら、思ったことを口にしたのだが、御影はどこか恥ずかしそうに顔を背けた。

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