イケメン部 〜第2巻〜
其ノ參
部室に二人が戻ると、部員たちは御影が手にぶら下げているパンパンに膨れ上がったコンビニのビニール袋に興味津々といったように、熱い視線を注いだ。
「俺との戦いに負けて悔しかったのか?」
嘲笑的な西条。
「いやいや、さすがに大量のアイスを独り占めはルール違反だけどねぇ」
腕を組み、ため息を漏らす城津。
「すみません、僕がもう少し多く買っていれば…」
申し訳なさそうに俯く桐神。
御影は西条とは目を合わせようとはせず、テーブルの上に手持ちの袋を置いた。
ドシッといういかにも重そうな鈍い音が響く。
「俺との戦いに負けて悔しかったのか?」
嘲笑的な西条。
「いやいや、さすがに大量のアイスを独り占めはルール違反だけどねぇ」
腕を組み、ため息を漏らす城津。
「すみません、僕がもう少し多く買っていれば…」
申し訳なさそうに俯く桐神。
御影は西条とは目を合わせようとはせず、テーブルの上に手持ちの袋を置いた。
ドシッといういかにも重そうな鈍い音が響く。