イケメン部 〜第2巻〜
「…なにカッコつけてんだよ」
離れた所でボソリと声が聞こえた。
御影はチラリと目線を遣り、だが、相手の顔は見ようともせずに、
「あいにく俺はお前に負けた事はない。学力も稽古も…」
スっと息を吸い、
「……恋愛もだ」
静かに目を伏せた。
周りの空気が一瞬にして凍りついた。
普段から西条と御影は何かしら事があるたびに対立している。
が、やはりその度に周りはヒヤヒヤしてしまう。
いつ、どちらかが暴走してもおかしくない。
もしそうなったら、果たして止められる人物はいるのだろうか?
離れた所でボソリと声が聞こえた。
御影はチラリと目線を遣り、だが、相手の顔は見ようともせずに、
「あいにく俺はお前に負けた事はない。学力も稽古も…」
スっと息を吸い、
「……恋愛もだ」
静かに目を伏せた。
周りの空気が一瞬にして凍りついた。
普段から西条と御影は何かしら事があるたびに対立している。
が、やはりその度に周りはヒヤヒヤしてしまう。
いつ、どちらかが暴走してもおかしくない。
もしそうなったら、果たして止められる人物はいるのだろうか?