きっと好きだとわかる。
しかし、母は雪乃が小学生になるという年になっても状態が変わらず、雪乃は雪乃で小学校に上がる頃には黒いランドセルに喜び、自分をすっかり男の子だと思って成長した。

小学校でも中学校でも母が学校に『性同一性障害』と申し出て、男の子として対応された。

幸いそんな雪乃でもクラスメイトは案外受け入れてくれたが、、、

高校生活で躓いた。

問題を起こした雪乃は実家のある街から離れたい一心で、親元を離れ、母方の祖父母の家に下宿することになった。
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