幻想の蕾
ヨウsaid
いやー、それにしても綺麗な子だなぁ。
でも、このクラスには…どうだろう?
馴染めそうかなぁ。妖精は、引きこもりだし、知らないことも多そうだし。
……仕方ない!この優しい陽ちゃんが、友達
になり、あの子を危険から守ってあげよう!それにあの子、とっても面白そう!!
ふふふ、楽しみだなぁ。
ん?あれ、おかしいな?隣の凰(オウ)君が、
何か気持ち悪いものを見たような目で
見つめてくる。
「どうしたのかなぁ、凰君。
あ、もしかして、私に見とれちゃってる?
あはは、いくら凰君がイケメンでも、私は、「うん、ちょっと黙ろうか?」はい…(;_;)」
酷い、酷すぎる!
まぁ、これも彼の愛情表現なんだけどね?
「あ、ちなみにいまのは、『心底うるさい』という感情を言葉に乗せていますからね?余計な勘違いしないで下さいね?」
……まぁ、これも愛情表現さ、愛情表現。
うん。そうだよ、愛情表現だよ!
あれ、なんでだろう、凰君が、哀れみに満ちた目をこちらに向けてくる。
やめて、おねがい、ほんとにやめて。
私泣いちゃう。
あ、やっとやめてくれた。さすが、私の
″パートナー″一心同体だね!
「ん?」
「すみませんでした。」
恐い( ;∀;)


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