幻想の蕾
ヨウsaid
もう、凰君ったら酷いなぁ。
私も、これでも女の子なんだけどなぁ。
ていうか、″パートナー″って言うだけで睨むって酷いなぁ。
「別に″パートナー″と言ったことについては怒っていません。
おどけて言ったことについて怒っているんです。」
「……心の読むのはやめてよね!」
「……」
無視された……orz
あ、心を読むっていうのは、凰君が得意な
魔法の一つで、人の小さな表情の変化を
観察・研究していたら、自然と出来たらしい。まぁ、魔法っていうのは、その人の
それまでの性格や趣味、人生に影響されるからね。
あ、人にはそれぞれ、得意な属性があって、凰君は『闇』と『火』、私は『火』と『光』の属性が得意なんだ。心を読むのは、『闇』属性に値するよ。
属性っていうのは、『火』、『水』、
『土』、『風』、『光』、『闇』の六つの属性があって、一人一つが基本で、たまに、二、三属性の人がいる。で、このクラスにいる人達は、ほとんど二、三属性か、一属性でも、達人レベルの人ばっかりなんだ。
しかも、それぞれの属性には、副属性、進化属性があって、
『火』副属性…熱 進化属性…炎
『水』副属性…浄化 進化属性…氷
『土』副属性…木 進化属性…大地
『風』副属性…不可視 進化属性…空
『光』副属性…癒し 進化属性…聖
『闇』副属性… 汚れ 進化属性…魔
副属性は、生まれた時から、大体使えているもので、極める人が少ない。
まぁ、私と凰君は極めてるし、そうしたほうが、便利なんだ。
進化属性は、その属性を理解し、技を極めないと到達出来ない、魔法使いにとっての憧れなんだ。
そして、この二つが使える魔法使いは、
二つ名が与えられる。
この二つ名を持っている魔法使いは魔法界
に何人かいる。と言っても、両手で数えられる位しかいないけどね。
あ、もうすぐ授業が始まる。
残念、お話できるのはここまで。
「一体、誰と話してたんですか?」
「凰君、それは言っちゃダメ!」
雰囲気ぶち壊しじゃん!まったく…
ま、いいや。
次の休み時間まで、バイバイ‼
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