好きって言ってほしいのは、嘘つきな君だった。



もう、開いた口が塞がらなかった。


心なしか心拍が上がってる気がする。




大志も口数が減ったことから、この状況はどうやら理解できているらしい。



今晩、私達は2人っきりだと。




「と、りあえず、勉強しよっか…?」

「あぁ…そうだな」


その事実を考えていたくなくて、話を逸らす。



とりあえず私達は、今晩のことを忘れるかのように勉強に集中した。




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