好きって言ってほしいのは、嘘つきな君だった。



散々傷つけて泣かせたけど、もう2度とそんなことはさせない。


舞には、ずっとずっと、俺の隣で笑っていてもらうんだ。



「…っ、ん…」

「…可愛い、舞」

「う、るさい…!」



素直じゃないし、強がりな舞だけど。



バカみたいに俺のことをドキドキさせてくれるから、それ以上にドキドキさせたいと思える。




きっかけは嘘で、最悪で。



けど今の俺には舞しか考えられなくて。





とりあえず、今は。





「舞が、欲しい」




存分に愛して、愛してもらおうと思う。






【Fin.】




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