好きって言ってほしいのは、嘘つきな君だった。
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「なー桐谷。ゲームやろうぜ」
「おう、いいよ。何のゲーム?」
ある日の昼休み。
2年になって新しく友達になった男3人と俺で、ダラダラと時間を過ごしているときのことだった。
突然ゲームに誘われて、それに乗る。
暇だったし、スマホゲームとかカードゲームの類だと思っていた俺は、特に内容も聞かずに引き受けてしまった。
「賭けだよ、賭け」
「は?賭け?」
が、その内容を聞いて拍子抜け。
「ターゲットに告白して、何ヶ月付き合えるかを周りで賭けるんだよ。当たった人には全員から1万円ずつ貰える。で、周りが当たらなかったらその告った本人が報酬ゲット!どう?」
「お、楽しそう!」
「1万か〜。結構でかいな」
周りはノッてワイワイと騒ぐ。