好きだと伝えたくて。
◇
「湊(ミナト)」
「ん?」
「お前最近顔色悪くね?」
会社の同期で、元々高校からの親友である律(リツ)が、終業後に寄った居酒屋でそう訊いてきた。
「最近立ちくらみがよくあってさ」
「マジで?」
「ん」
「医者に診てもらった方がよくね?」
「診てもらったんだよ。けど、健康そのものって言われた」
「いやでも、顔色わりぃし、立ちくらみもよくあるんだろ? 他の病院にも行ってみればいいじゃん」
「やっぱ、その方がいいかな?」
「そうしろって」
「ん」
医者に何もないと言われたからそれを信じていたけど、こう言われるとどこか不安になるもので。
来週有休とって受診してこよう。
「湊(ミナト)」
「ん?」
「お前最近顔色悪くね?」
会社の同期で、元々高校からの親友である律(リツ)が、終業後に寄った居酒屋でそう訊いてきた。
「最近立ちくらみがよくあってさ」
「マジで?」
「ん」
「医者に診てもらった方がよくね?」
「診てもらったんだよ。けど、健康そのものって言われた」
「いやでも、顔色わりぃし、立ちくらみもよくあるんだろ? 他の病院にも行ってみればいいじゃん」
「やっぱ、その方がいいかな?」
「そうしろって」
「ん」
医者に何もないと言われたからそれを信じていたけど、こう言われるとどこか不安になるもので。
来週有休とって受診してこよう。