好きだと伝えたくて。
「何で、律まで制服着てんだよ? しかも髪までそんな色に染めてさ」



普段は営業らしく短髪でダークブラウンに染めているのに、今は金髪に近いブラウンに染めて、耳が隠れるほどの、そして前髪も瞳にかかるほどの長さで。


何があったんだと心配になるほどだ。



「はあ? 何言ってんだよ? 俺はずっとこんなだろ? しかも今日は文化祭だから制服着てんのは当たり前だろ?」


「……」



律は、今の状況を不思議に思っていないようで。



「なぁ」


「ん?」


「俺って、今何歳?」


「は?」



俺の質問にぽかんと口を開けた律だけれど、すぐにそれに答えてくれる。
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