好きだと伝えたくて。
「お前はつい最近誕生日を迎えて18歳になったばっかだろ? 車の免許取りに行けるー!って喜んでただろ?」
「……」
その言葉は覚えている。
高三の時、俺が誕生日を迎えたときに律に言った言葉だ。
いやいや、でも今の俺は25歳で。
何が何だかわからない。
胸がモヤモヤしたままで固まっている俺に、律は慌てたように口を開く。
「つーかやべえって!」
「何が?」
「時間だよ時間! 早く行かねーと遅刻だっつーの」
そう言うと律はそのまま走り始める。
「ちょっ、おい! 待てって!」
訳のわからねーことばっかだけど、このまま一人取り残されてしまうよりついていった方がいいと判断した俺は、律のあとを追うように走り始めた。
「……」
その言葉は覚えている。
高三の時、俺が誕生日を迎えたときに律に言った言葉だ。
いやいや、でも今の俺は25歳で。
何が何だかわからない。
胸がモヤモヤしたままで固まっている俺に、律は慌てたように口を開く。
「つーかやべえって!」
「何が?」
「時間だよ時間! 早く行かねーと遅刻だっつーの」
そう言うと律はそのまま走り始める。
「ちょっ、おい! 待てって!」
訳のわからねーことばっかだけど、このまま一人取り残されてしまうよりついていった方がいいと判断した俺は、律のあとを追うように走り始めた。