海行こう♪
ヒロはいつも通り明るく自転車を漕ぎだした。


最近はヒロと二人でよくいるようになった。


お互い自分のことを話さない。
そして深入りされることもない。



でも居心地がよかった。


私はヒロの背中に向いて『ありがとう』と答えた。


いつのまにか何も聞かずにそっと手をかしてくれるヒロを私は特別に感じていた。



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