嘘を口に・・塗り固めた愛


この人
私にできないって事知っているような感じがした

「抱いてみない?」と渡された



思わず「可愛い・・・・」と言った後 胸がチクリと締め付けられた


「自宅でこの子見ていてくれない?」


「でも旦那さんいるんでしょ?」


「いるけど無視していて良いわよ、朝帰りだったから夕方まで起きないから」と部屋に置き去りにされた



なんで見知らぬ同士なのに
押し付けられないといけないの?
まさか陽介の浮気相手なの?
思うと涙が溢れてきた

その時
「君は誰なんだ?由美はどこだ?」言われたから
説明した
その旦那さんまたため息をついてソファに座り込んだ


「結婚すれば由美の病気治ると思ったが無理だったんだ、」と頭をかきむしった


「そうなの?じゃあこの子のお世話はしてください、私には関係ないこと夫婦の問題ですから」と子供を渡そうとしたら
両腕を捕まれ上目で

「由美の相手が、青羽 陽介だと言ったらどうする?」


顔がひきつりながら
「まさか、陽介の?嘘だ」と言った
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