汽笛〜見果てぬ夢をもつものに〜
「あのな廣岡、俺は気が短い、だから多くは言わんから白状しろ」
「俺も気短いんだ、証拠出せよ、証人なんて意味ねーからよ」
「証人で十分だ、クラス45人のうち43人が証言してる、してないのは廣岡と高橋だけだ」
「スゲー罠だな、そこまで人を陥れて何が楽しいんだ?」
浜島は黙っていた
すると達也が言った。
「龍ちゃん、諦めよう…」
「達也は黙ってろ、これからだよ」
龍二は言葉と裏腹に少しマズイと考えていた。
浜島はそれを見透かしたように言った。
「なぁ廣岡、俺は別に陥れるつもりもなければ停学にする気もない」
「なら無罪放免でいいだろ」
「だがな、ここは学校っちゅうところで校則というバカげた決まりがあるんだ」
と、その時、近くで話しを聞いていた校長が口を挟んだ。
「浜島先生、バカげた決まりとは何ですか!」
「うるせー、テメーは黙ってろ、本当の教育っちゅうのはあんたみたいな校長には分からないだ」
龍二は面喰らった。
こりゃヤバイな…しかし引き下がるわけにはいかない、そう思い口を開いた。
「ちょっとさ、内部分裂はやめろよ」
「内部分裂?こんな奴は仲間じゃねーよ」
浜島は校長を指差し叫んだ。
しかし、校長は黙って頭を垂れていた。
「廣岡、もう面倒臭いから俺とタイマン張れ、それで俺に勝ったら明日から学校来なくても卒業さしてやる、ついでに進学したきゃ大学も行かせてやるし就職なら斡旋してやる、どうだ?」
「あんた頭おかしいぜ!そんなことが通るかよ!」
「通るんじゃねー、通すんだよ、校庭出ろ!全校生徒の前で勝負だよ!」
達也が割って入った。
「龍ちゃん、諦めろ、負けだ」
達也は完全に堕ちていた。
しかし、龍二は、
「なぁ浜島さん、俺がやったって証拠は状況証拠だけだよな、冤罪だったらどうする?」
「廣岡、その事はもう関係ないんだ、俺とお前の勝負は教育者として本当の教育とは何かを体で教える為の勝負だ!今まで接してきた教師がお前の言う通り偽教師だって答えを出してやるよ!」
龍二は参っていた。
こんな教師もいるんだと心底思った。
「俺も気短いんだ、証拠出せよ、証人なんて意味ねーからよ」
「証人で十分だ、クラス45人のうち43人が証言してる、してないのは廣岡と高橋だけだ」
「スゲー罠だな、そこまで人を陥れて何が楽しいんだ?」
浜島は黙っていた
すると達也が言った。
「龍ちゃん、諦めよう…」
「達也は黙ってろ、これからだよ」
龍二は言葉と裏腹に少しマズイと考えていた。
浜島はそれを見透かしたように言った。
「なぁ廣岡、俺は別に陥れるつもりもなければ停学にする気もない」
「なら無罪放免でいいだろ」
「だがな、ここは学校っちゅうところで校則というバカげた決まりがあるんだ」
と、その時、近くで話しを聞いていた校長が口を挟んだ。
「浜島先生、バカげた決まりとは何ですか!」
「うるせー、テメーは黙ってろ、本当の教育っちゅうのはあんたみたいな校長には分からないだ」
龍二は面喰らった。
こりゃヤバイな…しかし引き下がるわけにはいかない、そう思い口を開いた。
「ちょっとさ、内部分裂はやめろよ」
「内部分裂?こんな奴は仲間じゃねーよ」
浜島は校長を指差し叫んだ。
しかし、校長は黙って頭を垂れていた。
「廣岡、もう面倒臭いから俺とタイマン張れ、それで俺に勝ったら明日から学校来なくても卒業さしてやる、ついでに進学したきゃ大学も行かせてやるし就職なら斡旋してやる、どうだ?」
「あんた頭おかしいぜ!そんなことが通るかよ!」
「通るんじゃねー、通すんだよ、校庭出ろ!全校生徒の前で勝負だよ!」
達也が割って入った。
「龍ちゃん、諦めろ、負けだ」
達也は完全に堕ちていた。
しかし、龍二は、
「なぁ浜島さん、俺がやったって証拠は状況証拠だけだよな、冤罪だったらどうする?」
「廣岡、その事はもう関係ないんだ、俺とお前の勝負は教育者として本当の教育とは何かを体で教える為の勝負だ!今まで接してきた教師がお前の言う通り偽教師だって答えを出してやるよ!」
龍二は参っていた。
こんな教師もいるんだと心底思った。