花と君といつまでも(完結)
そして7月の半ばになった頃 すっかりEternallyに行くのが習慣になっていた。



今は宮崎さんや水原さん含め十数人と会議を開いている

その中にはもちろん私はあまり関係ない内容もある。


「じゃあ、次は花の話だ」


あの日エゾキクを見ていた水原さんが 部長としてきちんと話を進めている事に少しだけ違和感


「センニチコウとホトトギス少し地味な花ではあるがこの2つをテーマにしていこうと思う。」


この2つは初日に私が話した花言葉を元にここにいる花担当の方々で決めたそうだ。


センニチコウはピンクのモサっとした小さな花で、花言葉は[色あせぬ愛][不朽]

ホトトギスはちょっと見た目が怖いけれど素敵なお花。花言葉は[永遠にあなたのもの][秘めた意志]

二つとも有名な花ではないし、決して主役になる花でもあまりない。
でも、彼等にはなにか理由はあるのだろう
そんなことがキラキラとした目から伝わってくる。

この企画に関われたことに凄く嬉しいという気持ちが込み上げてきた。
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