花と君といつまでも(完結)
そして、花について否定したら
俺はいつの間にかの彼女に殴られていて、彼女は凄く怒っていた


...はずなのに最後は笑っていた


わけわかんねぇあの女
でもその最後の顔が、本当に花が好きなんだろうなと いい笑顔だった。
心臓が1度ドキンと脈を打った気がした。


「その花1本買ってく」


彼女との話を終わらせるにはこれが一番だと思った。



今では部屋のどこからでも見える場所にエゾキクは置いてある。

水やりとか嫌いなはずだったのに
俺も大人になったか と思った時にひらめいた


「コンセプトは花にしよう。」


あいつも言っていた一輪の花でも皆笑顔になる さらに枯れるまでの表情が綺麗だと


いい案だと思ったが もう一つ理由がある。
それは彼女に会いたいと思ったからだ。




そうと決まれば早い。
親父に話を通してメンバーも花屋も全て俺の思い通りに揃った。

絶対良い展示会になる。
そう予感した
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