花と君といつまでも(完結)
「電話、出ないの?彼からでしょ?」

あの日から水原さんからのメールは全て返していない。

電話も度々かかってきてはいたけど
出るつもりもなかった

でも、話したい。
あの日どうして助けてくれたのか聞きたい
彼の事が好きなのか、ちゃんと知りたい



「もしもし」



勇気を持って電話に出てみた


“やっと出たのか、どうだ体調は”

「元気です ご心配おかけしました」

“...”

「水原さん?」

“あぁ、すまない どうだ食事にでも行かないか”


嬉しい、素直に嬉しい水原さんからの食事の誘い。

でも麗華さんは?

“19時お前の店の前に行く。待ってろ”

「は、はい」
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