花と君といつまでも(完結)
よく分からないが、凄くスタイルの良い顔も綺麗なお姉様と言うような方に連れてかれた

「話があるの 入ってちょうだい」

「ここって。。」

女の人に連れてこられたのは、水原さんに連れてきてもらった隠れ家的な和食店だった。


席につき飲み物だけ注文をし、彼女が話し始めた


「単刀直入に言うわね。純也と別れてくれるかしら?」

ドキリと冷や汗がでた気がした
純也って水原さんだよね

「そもそも付き合っていませんが」


「あら、そう。じゃあ無駄に金魚の糞みたいに付きまとうのやめてくれるかしら」

金魚の糞...

「お言葉ですが貴女は」


「私は水原純也の恋人で父と純也の父も望んでいる政略結婚の相手。名前は月島サユリ 月島ホテルの社長令嬢ってとこね。婚約も既に結んでいるわ」


月島ホテルと言えば芸能人などの大御所やセレブ達がこぞって結婚式を挙げるホテルだ



水原さん、こんな綺麗な恋人いたんだ。
しかも親同士が望んでいて公認...


「貴女、純也につきまとっているそうね
純也が迷惑そうにしているわ
第一貴女、もうすぐ死ぬんでしょ?
調べさせてもらったわ。
そんな人邪魔でしかないの。私達のこと邪魔しないでくださる?」

...。

何も言えなかった。事実だから。



「じゃ、そういう事でさよなら」
< 48 / 93 >

この作品をシェア

pagetop