花と君といつまでも(完結)
私は早産で生まれたから他の人より色々なリスクがあった。

結果的に12歳の時に難病指定の病気を発症した。


元々病弱だし、アレルギーも多い。
アルコールは絶対飲んではいけない。


だから、恋なんてしないようにしてた。
自分が辛い思いをするのはもちろん
恋人を作って私が先に死んだら傷付くのは相手だ


私は、残された気持ちは一番わかっているつもりだ。
愛情を受けたことがなくてもこれだけ寂しい。虚しい。悲しい。


愛情を受けた人は?病人を愛してしまった人は?


不運な事にも、私はそろそろだと言われていたし気付いていた。


水原さんは、そう思っていた私に恋を教えてくれた。生きたいと思わせてくれた。
でもこれ以上好きになったら辛いだけだ

水原さんには婚約者がいる。
私が出る幕なんて元々無いじゃん。

さよならしよう
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