花と君といつまでも(完結)
紫苑の花が枯れるまで
そして、8月
私の入院生活がスタートした。
家はもう売った。
最後まで看取ってもらう病院だから今はこの病院が私の家
「し〜おんちゃん」
「ハルヒさん!」
「ちょっと〜なんで最近メール返してくれないのよ〜譲二も心配してるわよ」
「ごめんなさい 心配いらないですよ」
笑って見せたけど、本当はもうメールを打つことが困難になってきていた
7月までは何ともなかったのに
8月になった途端、ジェットコースターのように私の体は急降下して行った。
手がもう早くは動かせない
それに大量もいる。 私が一番進行しているのが手だ。
私の入院生活がスタートした。
家はもう売った。
最後まで看取ってもらう病院だから今はこの病院が私の家
「し〜おんちゃん」
「ハルヒさん!」
「ちょっと〜なんで最近メール返してくれないのよ〜譲二も心配してるわよ」
「ごめんなさい 心配いらないですよ」
笑って見せたけど、本当はもうメールを打つことが困難になってきていた
7月までは何ともなかったのに
8月になった途端、ジェットコースターのように私の体は急降下して行った。
手がもう早くは動かせない
それに大量もいる。 私が一番進行しているのが手だ。