花と君といつまでも(完結)
私達は目を合わせ
2人だけの世界にいるような不思議な感覚に襲われた
「紫苑、どこにいたんだ?」
「それは教えられないです」
「お前が俺を振ったのは、婚約者の事を知っていたから?」
まぁそれは間違っていない
「そうですね」
「あの展示会の事件も彼女の仕業だった」
「なんとなく知っていました」
「俺は、会社なんか捨てでもお前といたい。
ずっと俺のものでいてほしいんだ」
「それは出来ません」
「何故だ」
私に尋問のように質問をしているが、答える私も水原さんも消して怒ったような顔もしていない
2人とも凄くいい顔をしていた
会えたこの時間を噛み締めるように
私は笑顔で居たかった
「結婚しよう、紫苑」