花と君といつまでも(完結)

私達は目を合わせ
2人だけの世界にいるような不思議な感覚に襲われた

「紫苑、どこにいたんだ?」


「それは教えられないです」


「お前が俺を振ったのは、婚約者の事を知っていたから?」

まぁそれは間違っていない

「そうですね」


「あの展示会の事件も彼女の仕業だった」

「なんとなく知っていました」




「俺は、会社なんか捨てでもお前といたい。
ずっと俺のものでいてほしいんだ」

「それは出来ません」


「何故だ」


私に尋問のように質問をしているが、答える私も水原さんも消して怒ったような顔もしていない

2人とも凄くいい顔をしていた

会えたこの時間を噛み締めるように


私は笑顔で居たかった


「結婚しよう、紫苑」
< 60 / 93 >

この作品をシェア

pagetop