花と君といつまでも(完結)
「紫苑、俺だよ 純也。
出会ったのは数ヶ月前だったな。
ここにいる誰よりも俺が短いかもしれないw

今考えても初対面のお前にビンタされたのはちょっといかがなものかと思うぞ
まぁ、俺も花のことをけなして悪かったな


今じゃ、部屋に色んな花飾ってんだよ
花を見るたびお前のことを思い出してた。


なぁ紫苑。なんで俺の前から消えたんだよ
俺は紫苑がいない世界なんて耐えられないんだよ
ここにいる皆、お前の事が大好きなんだ。
こんな愛されてる人がなんでこんな早く死ななきゃいけねんだよ。


もっと早くに俺が気付いていたら、知っていたら。
元気なうちに色んなところに連れてった
結婚だって無理矢理でもした。

でもそんなこと言っても、仕方ないんだよな。


俺は、いや。ここにいる皆
お前が生きていたことを絶対忘れない。
だから、待っていてくれ。
きっとまたすぐ会えるさ

両親には会えたか?
両親に俺の紹介しといてくれよな


紫苑、何度だって言うよ。愛してる」






俺は最後は涙で言葉がつまり、これ以上話したくても話せなくなっていた。




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