花と君といつまでも(完結)




そして、葬式も終わった。




俺はあの日から、会社も行ってない。

冗談抜きで俺には紫苑がいない世界なんて耐えられなかった。



〈ピーンポーン〉


家のチャイムが鳴りドアを開けるとハルヒさんがいた。


「純也くん、これ紫苑から
痩せたんじゃない?ちゃんと食べてる?紫苑悲しむよ」


「ありがとうございます...」





ハルヒさんから受け取ったのは手紙だった。



紫苑の字だ。


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