記憶の中の想い
「俺の事…思い出したのか?」
「ん〜。ちょっとだけ」
「よかった」

未樹は優しく頭をなでてくれた

「ほんと…よかった」

未樹はまた寂しそうに笑ってる

俺はまだなにか…忘れてる…気がする
未樹の顔がそう…言ってる

俺は…

「ハル。守ってやれなくてごめん」

守る?

「なんの事?」
「俺があの時…」
「ごめん。また今度話すよ。今日はもう休んだ方がいい」
「うん…」
「また明日な」

未樹は何か言いかけて帰って行った

なんだったんだろう…
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