記憶の中の想い
ハルの母親からの電話の後、俺も何回か電話してみたがやはり連絡がつかなかった

嫌な胸騒ぎがする

ブー。ブー。
「おばさん⁉︎」
『未樹くん?春樹が…』
「ハルが…どうしたんすか⁈」
『春樹が…春樹が…』

ハルの母親から連絡が入ったのは、翌日の夕方だった

俺の予感は嫌は方に的中した

「おばさん。すいません。俺のせいで…ハルは…」
「未樹くんのせいじゃないわ」

なんであの時。彼女なんかを…

俺はあの日の自分を許せなかった

俺は事件の後すぐに彼女と別れ、学校に休学願いを出した
ハルのいない学校なんて行く意味がない
< 14 / 30 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop