記憶の中の想い
彼女には散々責められたが、そんなのどうでもよくて
今は出来る限りハルの傍にいたい
例え記憶がなくても…
ハル…生きててよかった…
*
「ハル。起きてる?」
「寝てる?」
コンコン。ガチャッ
「失礼します」
「また刑事さんですか」
「佐伯さんは?」
ん…?だれか来てる?
「事件の事で話があるんですよ」
「刑事さん達もしつこいですね。ハルは被害者なんですよ?」
また…警察?
「ハルは今眠ってるんで、またにしてもらえます?」
「わかりました。また来ます」
「本当にしつこい」
未樹は…なんであんなに怒ってるんだろう
俺は病室の天井をじっと見ながら考えてた
「未樹。俺はあの日…何してたんだろう」
「ハル?」
「本当は俺から誘ったのかな?」
「バカ。そんな事あるわけないだろ⁉︎」
未樹…泣きそうな顔してる
「怖いよ未樹。俺は…なんで生きてるんだろう…」
「みんな本当の事隠してる。誰も何も教えてくれない」
怖い…ひとりはいやだ…未樹…
俺はベッドに横になりながら未樹に手を伸ばした
「ハル。お願いだ。そんな事いわないでくれ」
俺はまた気づけば泣いていた
本当の事が…知りたい…
今は出来る限りハルの傍にいたい
例え記憶がなくても…
ハル…生きててよかった…
*
「ハル。起きてる?」
「寝てる?」
コンコン。ガチャッ
「失礼します」
「また刑事さんですか」
「佐伯さんは?」
ん…?だれか来てる?
「事件の事で話があるんですよ」
「刑事さん達もしつこいですね。ハルは被害者なんですよ?」
また…警察?
「ハルは今眠ってるんで、またにしてもらえます?」
「わかりました。また来ます」
「本当にしつこい」
未樹は…なんであんなに怒ってるんだろう
俺は病室の天井をじっと見ながら考えてた
「未樹。俺はあの日…何してたんだろう」
「ハル?」
「本当は俺から誘ったのかな?」
「バカ。そんな事あるわけないだろ⁉︎」
未樹…泣きそうな顔してる
「怖いよ未樹。俺は…なんで生きてるんだろう…」
「みんな本当の事隠してる。誰も何も教えてくれない」
怖い…ひとりはいやだ…未樹…
俺はベッドに横になりながら未樹に手を伸ばした
「ハル。お願いだ。そんな事いわないでくれ」
俺はまた気づけば泣いていた
本当の事が…知りたい…