記憶の中の想い
「それは俺の…制服?」
「はっ…ハル⁉︎」

未樹はとっさに制服を隠した

「母さん。俺は本当の事が知りたい」
「断片的だけど俺…。思い出したんだ」
「春樹…あなた…」
「お願いだから…」

俺は涙で言葉をつまらせた

「大丈夫だよ母さん。俺は母さんが思ってるほど子供じゃない」
「はる…き。あの…」
「おばさん。俺から話すよ」

未樹は状況を察したのか、震えて泣く母さんの代わりに俺に真実を話すと言ってくれた

「未樹くん…」
「おばさん。大丈夫だから」

俺たちはそのまま部屋に入った
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