記憶の中の想い
「どうして…」

未樹。お前は本当…バカだよ
なんでだよ…

「俺は未樹がいればいいんだ」
「バカ…」

なんでと思いながらも、どっかで喜んでる自分がいる

この気持ちは…なんだろう

「未樹って父親いないんだ」
「あぁ。うん。俺私生児なんだ」
「ごめん…」
「もう。そんな顔すんなよ」

未樹は優しく頭をなでてくれる
俺はその手がスキだ

もっと未樹の事知りたい

「未樹の事。もっと教えて?」
「えっ。」

あっ。ちょっと赤くなった

「改めて聞かれたら。なんか照れるな」
「へへへっ。」

なんか俺まで照れるな
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