記憶の中の想い
「なんで佐伯くんなんかの為に。私らが別れなきゃなんないの?」

花織は俺が一方的に別れを告げた事を酷く怒っていた

「だから。ハルの事話だろ?」
「記憶がないとかってやつ?だからってなんで未樹がそこまでするわけ?」
「襲われたって。テレビでは同意のもとだって言ってたよ?」
「お前…」

ふざけんな

「まさか。未樹の気をひく演技だったりしまて。だったらマジドン引きなんですけど」

テレビも雑誌もまるでハルが襲われて当然みたいな言い方をしてる

「まさか。佐伯くんってホモなの?私が未樹と付き合って嫉妬して…」

ドサッ。

「お前マジいい加減にいろよ⁉︎」

俺は怒りで花織を押し倒した

「だったらお前にも同じ事してやろうか?」
「ちょっと。何するのよ!」

俺は花織の服の中に手を入れた

「同じ事されたら。いくら頭の悪いお前でもハルの気持ちがわかんだろ」
「いや。冗談やめて」
「はぁ?冗談?俺たち付き合ってたんだしいいだろ?」

こんな女。抱く価値もない
だけど。許せなかった
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