【短】Virtual Reality


「ねぇ!お風呂入っといでよ!おれ、良い子で待ってるし!」



まるで、忠犬ハチ公だ。

そう思ったら、くすりと笑いがこみ上げてきた。

そうすると、那岐は嬉しそうにニコニコと微笑む。



「藍那は、笑ってる方が滅茶苦茶かわいい!」

「ばかじゃないの?」


私は恥ずかしくなって、そのままバスルームへと向かうことしにした。


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