未完成な恋 Ⅱ -好きの気持ち-
凜空くん
『明日空いてる?』
凜空くんからそんなメールが来たのはつい30分前のこと。
どうやら、私がお風呂に入ってる間だったみたい。
『空いてるよ!』
凜空くんのためならどんな用事があったって断るよ!
『そうなんだ。よかった。
よければなんだけど、一緒にどこか出かけない?』
...!!
うそ...、もしかしてお出かけに誘われてる!?
今まで私から誘うことはあっても、凜空くんから誘われることは無かった。
私が誘った時でも楽しそうにしてくれてたから良かったんだけど。
『いいよ!いきたい!』
とにかく返事をしなくちゃ、と思って大急ぎで返事を打った。