消極的に一直線。【完】
「行ってみる?」
カズの提案でパンケーキフェアをやってるカフェに行くことになった。
いつもはまっすぐ行く角を曲がって、一つ隣の通りに出る。
しばらく歩くと、目的のカフェの看板が見えてきた。
「あれか?」
「そうそう」
「うわ、すげーオシャレ」
ガラス張りの壁。
その向こうに見えるのは、小さなソファーみたいな椅子とテーブルがいくつか。
カウンターにもオシャレな白い椅子が並んでる。
「入ろ!」
ワクワクして、ガラス張りのドアを開けた。
いらっしゃいませ三名様ですね、と店員さんに案内されて、一番端のテーブルにつく。
私の前にカズ、カズの隣に嵐が座った。
「カズの家のカフェとは雰囲気全然違うね」
「僕のはカフェっていうより喫茶店って感じかな」
「意味は同じだけど」
ははは、と笑うと店員さんがメニューを持ってきてくれた。
決まったら呼ぶように言われて、店員さんは去っていく。
「あ、僕ちょっとトイレ行ってくる。メニュー見てて」
「あ、俺も」
そう言ってカズと嵐が同時に席を立った。
「なんで連れションみたいなことすんだよ」
「いや、俺も普通に行きたいだけだし」
そんな会話を聞きながら、二人でトイレに行くなんてほんと小学生みたいだなぁと笑ってしまった。
カズの提案でパンケーキフェアをやってるカフェに行くことになった。
いつもはまっすぐ行く角を曲がって、一つ隣の通りに出る。
しばらく歩くと、目的のカフェの看板が見えてきた。
「あれか?」
「そうそう」
「うわ、すげーオシャレ」
ガラス張りの壁。
その向こうに見えるのは、小さなソファーみたいな椅子とテーブルがいくつか。
カウンターにもオシャレな白い椅子が並んでる。
「入ろ!」
ワクワクして、ガラス張りのドアを開けた。
いらっしゃいませ三名様ですね、と店員さんに案内されて、一番端のテーブルにつく。
私の前にカズ、カズの隣に嵐が座った。
「カズの家のカフェとは雰囲気全然違うね」
「僕のはカフェっていうより喫茶店って感じかな」
「意味は同じだけど」
ははは、と笑うと店員さんがメニューを持ってきてくれた。
決まったら呼ぶように言われて、店員さんは去っていく。
「あ、僕ちょっとトイレ行ってくる。メニュー見てて」
「あ、俺も」
そう言ってカズと嵐が同時に席を立った。
「なんで連れションみたいなことすんだよ」
「いや、俺も普通に行きたいだけだし」
そんな会話を聞きながら、二人でトイレに行くなんてほんと小学生みたいだなぁと笑ってしまった。