キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
「リナ、今日は重役出勤だねぇ」


ちょっとおどけた調子でそう言う円に、クラス内の空気が少しだけ和んだ。


しかし、リナはその言葉も無視し、俯いていた。


「リナ、どうかした?」


リナの机の前にしゃがみ込み、心配そうにそう聞く円。


「リナ?」


「……大丈夫だから」


リナの小さな声が聞こえてきたが、リナはそれ以降円と話をすることはなかったのだった。
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