キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
☆☆☆
太陽は随分上の方まで昇ってきていた。
予定通り途中で電車にのったあたしたちは、ようやく目的場所に得着していた。
一見、緑の多い綺麗な町だ。
けれど一歩駅から出て河沿いを歩いてみると河の左右には沢山の地蔵が建てられていることがわかった。
1つや2つじゃない。
ひしめき合うように建てられた地蔵は、その数だけイケニエを示しているのだろう。
それを見ているだけで吐き気が込み上げて来る。
これだけの人数がこの河で死んでいったのだ。
そう思うと、透明度の高いこの水も真っ赤に染まって見える。
「本当に何にもないなぁ」
町の中を見回して寛太がそう言った。
太陽は随分上の方まで昇ってきていた。
予定通り途中で電車にのったあたしたちは、ようやく目的場所に得着していた。
一見、緑の多い綺麗な町だ。
けれど一歩駅から出て河沿いを歩いてみると河の左右には沢山の地蔵が建てられていることがわかった。
1つや2つじゃない。
ひしめき合うように建てられた地蔵は、その数だけイケニエを示しているのだろう。
それを見ているだけで吐き気が込み上げて来る。
これだけの人数がこの河で死んでいったのだ。
そう思うと、透明度の高いこの水も真っ赤に染まって見える。
「本当に何にもないなぁ」
町の中を見回して寛太がそう言った。